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5月はベトナム株も売り時か

      2015/11/27

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「5月は株を売れ」は有名なアノマリーという格言のひとつ。前回の投稿「ベトナム株は月曜の午後に買いましょう」でも紹介しました。

ベトナムの英語新聞、Vietnam Newsが出しているオンラインマガジンBIZHUBでも、その格言に関して「Investment strategy in May: Sell and go away?(5月の投資戦略:売って逃げる?)」というコラムが出ていましたので紹介します。

 

ーーー以下邦訳

「5月に売って立ち去れ」は、よく知られた株取引に関しての格言である。秋に戻ってくるのを前提として、投資家に現在保有している株式を売って市場の季節的な下落について警告している。これはベトナム市場では毎年当てはまるものではないが、5月に投資家を慎重にさせる要因になっている。

市場統計によると、5月はベトナムマーケットにとって幸運な月ではない。ベンチマークとなるベトナムインデックスは、過去15年間のうち9年間は下落し、4年間だけの上昇になっている。

株式アナリストは、このような下落は5月に生じる情報の欠如からくるものではないかと述べている。重要なマクロ経済のニュースは第一四半期の間に公開されるので、上場企業の収益は多くの場合4月に報告される。

これとは別に、外国人取引も5月の市場に影響を与えている主要な原因だ。株式を手放しているトレーダーは、年初と年末に強い買いを入れる。これが前年の国内の投資家心理にマイナスの影響を与える。

しかしながら、今年はこの一般的トレンドにさからっており、外国人は4月初旬からシェアを取り出している。ひとつの大きな理由として、米国経済の成長の勢いをサポートするために、FRB(米連邦準備理事会)による第三四半期に予定されている利上げについての積極的な先延ばしの可能性があることがあげられる。

「連休前の最後の週の市場動向がこの5月の懸念を反映した動きになっている。外国人による強い買いがあるにもかからわず、国内投資家のこれほどの無気力さを見ることはまれだ」と、VNDirect証券のビジネス開発部門の部長であるグエン・チュン・ドゥ氏はコメントしている。

過去5年間、2013年の5月にだけ上昇し、残りの4年間は減少した。市場を強く支える動機の欠如によって、今年の5月も減少の傾向になるだろうとチュン氏は予測する。

しかし、その他の多くのアナリストは5月のマーケットについてより楽観的な見通しをもっている。経済の前向きな動きと同時に、ビジネスの収益に関しての好調なレポートがこれまでに発表されているからだ。

 

 

過去15年間の5月の取引結果(出展:BIZHUB)

過去15年間の5月の取引結果(出展:BIZHUB)

 

景気拡大はこの第一四半期に6.03パーセントに届いた。通常見られる年初のゆっくりした成長とくらべてとてもよい結果だ。このおかげで、政府目標である2015年の経済成長、6-6.2パーセントは十分に達成できる見込みだ。

加えて、国内のインフレは比較的おさまっており、年初4ヶ月間の消費者物価指数(CPI)の平均は年換算0.8パーセントにとどまっている。これは近い将来の貸出し金利の減少に寄与するはずだ。

「私の意見では、5月の取引はそれほど悪いことではなく、市場は伸びるか現状を維持するだろう」とKimEng証券の、投資戦略部門の代表である、ファン・ズン・カンは述べている。

過去には、5月の下落のあった年は、年初の4ヶ月間に強い成長を示した年で、利食いと調整の余地を作り出した。しかし、2015年のマーケットは当初、1月、2月は力強い成長をみせたものの、3月は下落し、4月は横ばいだった。

「現在の証券価値は非常に低く、利食いの圧力は過去の年と比べてもそれほど強くない。マーケットは5月も引き続き伸びると思う。」とカンはいう。

強い外国人買い、経済成長、金融システムの抜本的なリストラ、5月の市場での優良株を安く買うという投資家の期待などが、楽観的要因としてマーケットをサポートするだろうと、さらに付け加えた。

SHB証券の分析部門の次長ゴー・テー・ヒエンによれば、ベトナム株式の株価収益(P/E)比は地域の中でも低く(ほかの地域の平均が17-18倍であるのに対して、ベトナムは約12倍)、さらなる外国人の参入を期待できるとしている。

「低預金金利、健全な経済成長、強力な間接投資の流入などから、私は今年の市場に非常に期待している」とヒエンは述べた。

 

ーーーー翻訳以上

 

伸びるときは極端に、のベトナム5月市場

途中に挿入している表によれば、5月のベトナム市場は確かに伸びなかった年が多いものの、マーケットが伸びた年は大きく値をあげています。伸びるときは大きく伸びるベトナムの5月市場。今週は外国人の強い買いが続きました。

個人的には、今年は伸びる年になる可能性が高いかな、と思い、着々と仕込みを続けています。5月は伸びなくても、買いを手控えていたベトナムの投資家たちが6月になりジンクスが過ぎたら早々に戻ってきそうなのもこの国らしさだと思いますので、これからの動きが楽しみです。

 

 

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