お金について

キャッシュフロー101を通して、お金の価値についてベトナムで再考する

2015年2月27日

今でしょ

僕たちのような外国人が住んでいると、お金について興味津々でたずねられる国。それがベトナムです。

 

家賃はいくら?

給料はいくら?

そのパソコンはいくら?

日本へのチケットはいくら?

子供の学費はいくら?

 

などなど、タクシーの運転手やご近所さん、仕事仲間から唐突に聞かれて何と返したものか返答に困ることも多くあるのではないでしょうか?

経済的な成長が順調な(中国の一時期ほど超順調というわけではありませんが)ベトナムでは、お金に関しての話題はホットなもので、しかも外国人の懐具合についてはさらに興味深いもののようです。

 

しかし、そのことを振り返り、長くしみこんだ日本人的お金の感性や話題にしにくい見えない壁について考えてみるいい機会としてとらえてみると、その再構築の場所としてかなり良い環境なのではないかと思われてきました。そこで、『金持ち父さん、貧乏父さん』、『キャッシュ・フロー101』を使ってお金について考え、学ぶ時間をつくってみませんか?

 

お金の話を好ましくないものと考えてしまう日本人的考え方

お金の話というのは、日本では非常に微妙な話題で、株をしている、FXをしているということでさえおおっぴらには言えないような、そんな雰囲気が僕のまわりではありました。投資という言葉でさえ、お金を儲けるためという意味で使うとけげんな目でみられることもあったりします。

そんな日本の環境で、変なレッテルを貼られてしまうことをおそれてお金について議論したり考えたりということがストップし、思考停止していたように思います。

 

 

お金についての価値観を考え直す機会をつくろう

2013年中ごろの時点では、12,000人以上の日本人がベトナムに住んでいるそうです(ベトナムすごいブログ:その1)。そのほとんどの方がおそらく僕と同じく企業勤めの方とその家族だと思われます。会社の都合でベトナムにやってこられたという方々です。数年したら、帰国するかまた別の国への転勤がつづくか、会社と経済の都合次第です。個人的都合を優先してくれる良い会社も会社優先のトップダウンな会社もあるでしょう。

 

そこで、将来のためにぜひベトナムにいる間に日本人的なお金の価値観を疑ってみる機会を作ってみてはいかがでしょうか。そのためにこの2つのツールが非常に有効であると思いますので、ぜひ日本から持ってこられてみてください。

 

書籍:『金持ち父さん、貧乏父さん』 ロバート・キヨサキ、筑摩書房

ゲーム:『キャッシュ・フロー101』マイクロマガジン社

 

金持ち父さん、貧乏父さん』はいわずもがな、お金についての考え方と個人資産構築法に関しての超有名な入門書です。『キャッシュ・フロー101』は、その著者のロバート・キヨサキさんが考え出したボードゲームで、何回もしているうちに自然にお金の殖やし方についての感覚が体験できる貴重な教育ゲームです。どちらも基本的には、お金を自分のために働かせ、不労所得と呼ばれる給料以外からくる安定的な副収入を殖やすことに焦点がおかれています。

会社から給料をもらうために時間を切り売りして働かなくてはならない仕方のない状況(ラット・レース)から人々を解き放ち本当に個人として価値のあることをする人生を選べる状況へステップアップすることを促してくれます。

金持ち父さん、貧乏父さん』は非常に有名な本ですが、その本を読んですべての人がお金持ちになったわけではありません。なぜなら行動にうつしていないからです。キャッシュ・フロー101』は、そのはじめの一歩として非常にすぐれた教材であると僕は思います。

 

ベトナムで働いているとご近所付き合いもすくないし、職場との往復が乗りあいの車だったり日本にいるときよりは職住近接した環境だったりします。在住をはじめて半年もすぎると大分環境にもなれてきて、日本にいるときより自分の時間がもてる、という人も多いのではないでしょうか?また、奥さんも会社のビザの都合などで副業が制限されていたりするので主婦をしていて、夫婦で時間がとれる状況が日本にいるときよりは作りやすいかもしれません。

 

せっかくのベトナムの滞在です。夫婦で『金持ち父さん、貧乏父さん』を読み、『キャッシュ・フロー101』を一緒にすることでお金に関しての考える機会をつくってみてください。

 

我が家の実践記録

実際、我が家でも『金持ち父さん、貧乏父さん』、『キャッシュ・フロー101』を日本から持ってきています。最初の2年ほどは、持ってきてみたもののなんだかんだと忙しくボードゲームのほうはする機会がなかったのですが、ふと夫婦で思い立ち夜な夜な何度かゲームをすることがありました。

1度目はルールを理解するので手一杯。3度目あたりからコツを飲み込み始め当初の半分の時間でラットレースを抜け出すことができるようになりました。同時に個人的な経済的なことにも目が向き始め、個人のバランスシートを作成するようにもなりました。

これは、お金に関しての考え方が保守的な日本ではなかなか身につかないと思います。ベトナムはその点、お金の価値観が非常にポジティブですから、その環境でお金について考える時間をもつことで自分なりの新しいお金の価値観をつくっていけるのではないでしょうか。だって、毎週のように給料や家賃を聞かれるのですから。

さらにベトナムにいると非常に大口をたたく夢多き若者や起業者にたくさん会うことができます。経済が上向きであり、家族体制で起業をバックアップしていく組織力もあるこの国では、その中から明日の成功者が数多くでるでしょう。その息吹を感じるだけで勇気がもらえます。

 

ゲームのほうは10歳くらいからできるようになるとのことなので、お子さんも交えて一緒にされると資産形成についての子供の教育にもなります。うちでも子供がもう少し大きくなったら一緒にしたいと思っています。僕が子供のころにうちの親が買ってくれた「人生ゲーム」は他人事のゲームでしたが、キャッシュ・フロー101』は使える体験ですから自転車にのるように身についていくスキルです。子供の貴重な財産になること間違いなしです。

 

金持ち父さんの言葉から引用します。

「給料が必要だということをどれだけ早く忘れることができるか、それが、きみたちが大きくなってからの人生がどれだけ楽になるかを決める鍵だ。ただ働きをしながら頭を使うんだ。そうすればじきに、私が払うよりもずっと多くの金を作る方法を『頭』が教えてくれる。ほかの人には見えないものが見えてくるからだ。それは目の前にあるチャンスだ。たいていの人はお金と安全な道ばかりを求めているから、このチャンスが目に入らない。だから結局、求めているものしか手に入らないんだ。反対に一つでもこのチャンスを見つけることができれば、それからも一生、こういったチャンスを見つけることができるようになる。つまり、このチャンスの見つけ方を学べば、人生で最大の罠を避けることができる。

 

 

ぜひ、このお金に関する価値観が違うベトナムという国で、『金持ち父さん、貧乏父さん』、『キャッシュ・フロー101』を使ってお金について考え、学ぶ時間をもっていただければと思います。未熟者なりの体験からのご提案でした。

 

PS. この記事を書いていて、この金持ち父さんシリーズを読み返す必要を感じました。再読してより理解を深めたいと思います。

 

 

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