ハノイにきてからしばらくの間タクシー通勤をしていました。
オフィスまでは2kmほど。歩こうと思えば歩けなくもない微妙な距離です。
かといって、無免許でバイクに乗るほどの度胸も技術も免許もない。
(家族もちですしね。保険とか気になりますので。)
そんなわけで随分と長い間続けていたお金持ちのようなVIPタクシー通勤です。
しかし、2人目の子供ができてリストラできる生活費を検討した結果、自転車を買って節約することにしました。
目をつけたのがジャイアント社製のマウンテンバイク。
GIANT ジャイアントATX770と同じシリーズです。
このかっこいいMTB。
ハノイではいくらくらいで買えると思いますか?
日本でも有名な台湾のメーカー、GIANT。
もちろんベトナムでも有名です。
ハノイには正規代理店がサダン通りをはじめとしていくつかあります。
値段は日本の定価よりも安く、楽天の通信販売の割引価格よりちょっと安いくらいです。
ちなみに僕越の買ったマウンテンバイクは400ドルほど。4万円くらいでした。
その他のラインナップの中では一番安いマウンテンバイクが250-300ドルほど。
スリムなおしゃれマウンテンバイクも400ドルからあります。
ハノイの道はぼこぼこなので、できるだけタイヤの太く、フロントにサスペンションのついたものが個人的にはおすすめです。
ちなみにベトナムでは名の通っている自転車ブランド、ASAMAの新品ママチャリをバーチュー通りで買うと、大体120ドルほどします。
僕越のまわりにも買った人がいますが、変速もなく、かっこ悪く、壊れやすい。
何よりがっくりくるのが、日本で買うママチャリより高い。
それならばいっそ、もう少し出費して、かっこいいマウンテンバイクにすれば、お出かけもしたくなって、健康にもいいかも!との判断です。
奥さんの了解をとりベトナムでの大きな買い物にどきどきしながらもなんとか購入。
さて、その結果は。。。なんと3ヶ月で元がとれる大成果。
英断に感謝です。
ギアチェンジで快適なシティライド
ギアが変速24段もあると、時速20-25kmで走るのは簡単です。
最大変速で颯爽と街を走っているときの気持ちよさはかなりの快感。
普段ならタクシーで行く距離もささっと自転車でいけます。
意外に近い距離でタクシー代を使っていたんだなと再確認。
6kmくらいまでは本当に簡単に。
10kmくらいまでなら頑張ればいけます。
買ってすぐのころには一日30km近く走ったこともありました。
何より、行動範囲が広まるのは楽しいです。
楽しくて、時間も節約できて、お金も節約できる。
あなたのだんな様がタクシー通勤をしているようなら、ぜひ、マウンテンバイクをプレゼントしましょう。
ガソリン代もかかりません。
もちろん浮いたお金はベトナム株投資に使うのがいいと思います。
ただし、いくつか注意点があります。
1)泥棒に注意
ハノイでは、自転車泥棒やバイク泥棒はいたるところに。
しっかりと鍵をかけて、警備員さんのちゃんとしてそうな駐輪場にとめましょう。
でも、気をもむのも元がとれるまで。
あとは日常の足として、気兼ねなく使い倒せます。
僕越も、もし今とられても、もう元をとったからいいや、と思えそうです。
いや、本当にとられたら痛いでしょうけどね。
2)雨の日はきびしい
ハノイは雨が多いので、朝、道路が濡れていると、マウンテンバイクでは泥除けをつけていても泥がはねて背中や頭が汚れます。
カッパを着るか、違う交通手段を使いましょう。
3)ヘルメットは安全のためしっかり
自転車だからこそ交通事故には気をつけましょう。
ルール無用な運転をするドライバーの多いベトナム。
頭だけはしっかり守ってください。
4)家族、彼女との移動は無理
4人乗りもいけてるバイクとは違って、自転車は一人用。家族で移動するときにはタクシーになります。
だから、僕越にお買い物を頼みやすくなるかもしれません。
独身の方は、ベトナム名物の彼女を乗せての二人乗りツーリングができないのが残念かもしれません。
5)通勤ラッシュ時はマスクを
通勤ラッシュ時に町を走るとどうしても渋滞に巻き込まれます。
渋滞の排気ガスは本当にのどを痛めるもの。
どうしてみんなマスクをしているのかようやくわかりました。
特に自転車に乗っていると息を深く吸い込みますので、バイクに乗るより肺をいためやすい。
少し早めに出て、できるだけラッシュをさけるか、マスクをしましょう。
以上を気をつけていれば、快適この上ないハノイでのマウンテンバイクライフ。
是非、お試しあれ。