ロンディエン不動産、通称ドラゴン・ランド不動産は、ホーチミン市を拠点とする不動産投資会社です。ベトナムの長者番付2014年版トップ10に見るお金持ち像でとりあげたように、ベトナムで一財産作るのには、不動産投資会社経営が主流のようで、ホーチミン証券取引所やハノイ証券取引所には多くの不動産投資・販売会社が上場されています。
しかし、その投資会社のほとんどは、キャッシュフローを生み出し、投資資金を回収してくれる資産を作っている最中で、経済的に磐石なものとはいいきれません。投資案件を着実にこなし、収益をあげる体制までもって行き、次の投資につなげることができるかが、不動産投資会社の力量を測る上で重要だと思います。
それでは、このドラゴン・ランド不動産がどんな会社なのでしょうか。
ドラゴン・ランド不動産は郊外リゾート好き?
会社の体制は、販売、マーケティング、建設の3部門を擁している、ベトナムの典型的な投資会社です。主な最近の投資プロジェクトを、ホームページに掲載されている順にみてみます。
グランド・ワールド(GRAND WORLD)、フーコック島
ビングループ(VIC)の肝いりで開発の進むフーコック島。島の北西側に5kmにわたってのびるロングビーチには多くの開発プロジェクトが計画されています。このグランド・ワールドもそのひとつで85ヘクタールを開発した複合型リゾートになる予定です。
投資資金は4.8兆ベトナムドン(約260億円)。ヴィラやホテルなど48万平米の総床面積になります。オーストラリアの設計事務所のデザインで、設計がすすんでいるようです。
ドラゴン・ランド不動産の資本金は7,500億ドン(約40億円)ですが、資本金の6倍以上の投資が簡単にできるものなのか、僕越にはよくわかりません。
アパートのプランは38m2のスタジオタイプから145m2の2ベッドルームタイプまでそろっています。おそらく、ベトナムでよくある所有して、使ってないときは、ホテルの一室として使ってもらい利益を還元する、というタイプの開発のようです。
一軒25億ドン(約1400万円)、500万ドン(28万円)で今すぐ予約できるそうです。最初の3年間は年利8%を補償。4年目からは利益の配分が20%から80%。2015年8月から販売開始予定。
場所はビングループの開発するヴィンパール・リゾート・フーコックの近くです。フーコック空港から20kmと若干遠いですね。
顧客ターゲットがいまいちはっきりしないことから、フーコックの巨大開発を見るたびに大丈夫かな、と思います。2014年の空港利用者の実績は100万人だそうです。
石垣空港の年間利用者数が200万人とのことですから、ビーチも長く東南アジア諸国からアクセスもいいフーコック島は、倍には軽くなるのかもしれません。最近ではビングループがサファリパークを建設したり、ビンメック国際総合病院をつくったりと、施設はだんだんと充実してきているようです。
フーコックのホテル数についてホテル価格比較サイト
Hotelscombined.jp で調べてみると、ホテルが203軒。うち5つ星ホテルは5つありますが、ヒルトンやソフィテル、インターコンチネンタルなどのホテルの国際ブランドチェーンはまだないようです。
2020年までに年間265万人、2030年には延べ700万人の利用者数を想定してフーコック国際空港が2012年オープンしました。その後観光特区としていろいろと緩和が図られるという思惑で、急速に開発がすすんでいます。
フーコックの魅力は何もないゆったりした風景で、最後の楽園として実は、今すぐにでもいっておいたほうがいいという風にもいわれます。開発前の風景を見られるのは今だけだからだそうです。この機会に見に行ってみるのもいいかもしれません。
スオイ・モ・パーク・リゾート(SUOI MO PARK RESORT), ドンナイ
ホーチミン市から120km東にいったところ、湖畔にある32haの土地に、湧き水を利用した滝とプール郡が特徴的なリゾートです。
結構人気があるようで、8月中の宿泊は難しそうです。テントとバンガローがあります。テントは一泊2500円ほどのようです。家族でいくと楽しいかもしれませんね。
ザン・ディエン・パーク(GIANG DIEN PARK),ドンナイ
ホーチミンから東に40km、ドンナイ省の省都ビエンホアの東側にある自然テーマパークです。
入場料をとって、川沿いの場所に自然親和型のテーマパークを作っているようです。主な収入は入場料、プール使用などのアクティビティ料、宿泊料、飲食代のようです。地図から読み取れるように、周辺にビラ開発を計画しているようです。
あまり多くない投資実績のわりにグランド・ワールドは大きすぎる?
ホームページで読み取れるのは上記3プロジェクトだけでした。ほかにも実績はあるのかもしれませんが、メインの計画がこの3つだとしたら、桁違いに大きいグランド・ワールドをどう展開するのか、よくわからないくらいスケールが違います。
多くの上場不動産会社を見て思うことですが、スケールが大きすぎて安定経営できるサイクルまでもっていけるのか首をかしげてしまう会社が多いように思います。資金繰りが順調にできるかどうかが分かれ目でしょうか。大体、ベトナムの投資会社はスケジュール見込みが甘いので、予定よりプロジェクトが伸びることが多く、そのぶんキャッシュフローがきつくなるケースが多いように感じます。(私見です。)
ドラゴン・ランド不動産がグランド・ワールドをどう着地させるのか、楽しみに見守っていたいと思います。
ドラゴン・ランド不動産株式会社(または読み方で、ロンディエン不動産株式会社)
【銘柄コード】LDG
【ベトナム語社名】CÔNG TY CỔ PHẦN Địa ốc Long Điền
【英語社名】Dragon Land Real Estate Joint Stock
【資本金】750,000,000,000 VND (2015年08月21日 現在)
【上場株式数】75,000,000 株 (2015年08月21日 現在)
【上場日】:2015年8月12日(水)
【市 場】:ホーチミン証券取引所
【基準値】:14,000VND
【WEBSITE】http://www.ldggroup.vn
【その他会社情報リンク】
●VNダイレクト証券 - Dragon Land Real Estate Join stock Company
●Vietstock - Dragon Land Real Estate Joint Stock
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