ベトナム株式、不動産、ビジネスへ育てる視点の長期投資とベトナム情報

僕がベトナムに投資する理由

初めてのベトナム株購入

2015年4月22日

VNダイレクト証券に口座を開設し、無事入金もすんだことから早速ベトナム株を買ってみることにしました。

僕越的ベトナム株投資のルールについてで書いたように、資金の80%を主要企業に、20%をこれからの企業に、つもり貯金分を大逆転株にということで投資を振り分けていきます。

 

まずは買ってみなくてはわからないということで、これからのベトナムを担うエネルギー、インフラ関連株、銀行株、IT株についてVNdirect証券、ベトナム株・経済情報、SBI証券、Vietstockのそれぞれのサイトの情報をヒントにしてよさそうな銘柄を探しました。最終的に下記の4社にしぼりました。

 

主要な投資はMSCI Vietnam Indexに採用されている会社から

GAS: ペトロベトナムガス株式会社

ベトナムを代表する10社で紹介した会社の中で際立っているペトロベトナム関連会社の存在。その中心事業である天然ガス事業は中国との摩擦問題はあるものの旺盛な需要を背景にして順調に伸びています。ベト株のGAS株価情報でもその伸びは売上高として顕著にみられますし、営業、投資、財務それぞれのキャッシュフローのバランスも現金の伸びもよい感じでした。原油価格の下落の影響で2015年の最大利益減30%ほどになるだろうとのニュースが入ったばかりでしたが、悪材料が出尽くしたと考えて、まずはこのGASを購入することにきめました。国内での競合もおらず、経済発展の恩恵、産油国の恩恵を多くうけるであろうと思います。

FPT:FPT情報通信株式会社

ベトナムにすんでいればFPTのロゴを見ない日はないだろうと思えるほど街角でロゴを目にします。通信事業とIT事業を核に小売や不動産開発まで手がけるFPTは日本のNTTという感じです。ベト株のFPT株価情報でも上記ペトロベトナムガスと同様に順調な伸びが見られています。ITのオフショア開発の提携など国際的にも存在価値をあげているこのFPT。日系企業も多く発注を出しているようです。特に中国には出したくないソフトウェア開発のオフショア候補としてベトナムの存在感はますます高まるに違いありませんし、中国のサイバー攻撃を想定してベトナムも必死にITエンジニアの育成に力を入れているはずですのでクオリティも供給数もほかの発展途上国に比べてよいのではないかと予想しています。

彼らの私設の大学、FPT大学ではナイジェリアなどからの多くのアフリカ人留学生がいて、今後の国際展開も考えていそうなところに将来性もかんじました。

そういう背景をもっている企業ですのでぜひとも購入したいと思っています。が、外国人投資家枠の49%が使い切られていて、残念ながら購入エラーが出てしまいます。根気良く購入の機会を見つけたいと思います。

 

これから株は銀行で。

BID:ベトナム投資開発銀行

BIDVで知られる国営銀行のひとつです。今回、VNダイレクト証券で証券口座を開くにあたり、BIDVでCCA口座(Capital Contribution Account。外国人のための有価証券取引用の銀行口座で証券口座に資金を振り込むために必要)を開きました。明るく好感できる清潔な店内、スタッフの対応、店舗の雰囲気からこの銀行は結構伸びるのではないかと思い調べてみたところ、VCB:ベトコムバンクを追い越して売り上げや資産を伸ばしていましたので、ベトコムバンクほどのネームバリューは外国人にはないにしろ銀行枠として投資するのに良いかと思い選びました。ベト株・銀行格付け一覧を見ても、S&Pが銀行の中で良い格付けを与えているのも好感がもてます。

これだけの背景があるのに、まだ海外投資家率が少ないようです。まだ機関投資家があまり買っていないということなのかもしれません。というわけで一番期待できそうなこれから銘柄として購入しました。

 

大逆転株はセメントで。でもやっちゃったかも?

SDY:ソンダヤリ・セメント株式会社

VNdirect証券のキャッシュフロー情報で2期の赤字を超えて本業からの利益がしっかりあがりだしていることからV字復活にいたりそうな気配がありました。2期連続赤字から黒字へ戻ったことでハノイ証券取引所の上場廃止すれすれの監視措置銘柄から警告措置銘柄へ復活していることもあり、株価も大きく戻っていますので、つもり投資資金枠でえいやっと買ってしまいました。でも100株だけ(3000円ほどです)。

当座比率が80%を切っているみたいで、まだまだ経営の先行きはわかりませんが、建設業界が活況を取り戻しそうなこと、ソンダホールディングスという大きな建設グループの一角なので経営サポートも得られるのではないかという予測もあり、選ぶことにしました。

が、購入したときが一番てっぺんだったようで、結構下がっています。悩ましいです。

 

 

外国人投資家枠というのがあり、FPTはまだこれからの購入ですが、調べれば調べるほどベトナム株の可能性がわかってきて楽しみになります。手始めは本当に小額から始めていますが、だからこそ長期的な視点での投資ができそうです。

 

 


 

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