ベトナム株式、不動産、ビジネスへ育てる視点の長期投資とベトナム情報

僕がベトナムに投資する理由

初めてベトナム株で配当をもらって考えたこと

2015年5月23日

4月にベトナム株口座ができてから1ヶ月強。

ベトナム株式という慣れない株を楽しみながらも、まずは慣れることを念頭にいくつかの株を少しずつ買いました。

初心者であるからこそ経験しながらよい株を選んでいこうという投資の視点です。

まぁ、もともと投資できる予算は少ないのですけど。

そしてBIDVからの初配当

2015年5月22日(金)、はじめての配当がBIDV(BID, ベトナム投資開発銀行)から支払われました。

一株あたり1,040ドン(5.8円相当)、僕越が権利落ち日に持っていた株に対応した配当金が証券口座に振り込まれました。

平均の購入単価が一株18,500ドンだったのでこれは、利回りで言うと5.6%相当です。

VNindexがそろそろ底を叩きそうだというニュース証券の5月15日のレポートと、株は月曜の午後に買えというアノマリー(経験としてよくあたる格言)をもとに、5月18日(月)の午後、VNインデックスがほぼ底に落ちたときに買い増しすることができましたので、今はさらに平均購入単価がさがり株式のほうもプラスになっています。

配当の支払いは株式口座に(VNダイレクト証券)

事前に、使っているローカルの証券会社には、配当が支払われる口座が証券口座か振込みに使うCCA口座かを聞いていました。担当者からは証券口座のほうに入るという情報を得ていましたので、予定通りに入ったときには、よしっ!とガッツポーズ。

もし、銀行のCCA口座に振り込まれるとしたら再度、振り替えを行ったりしなくてはならず手続きが面倒くさいですし手数料がかかります。

証券口座への振込みなら将来日本に帰国することになったとしても、いただいた配当を手続きすることなくネットからベトナム株購入の原資に使うことができるので便利ですね。

大型株か、中・小型株か

現在のBIDVでは1年定期預金の利回りが6.5%です。今回の配当は5.6%ですから定期預金よりは利率が低いです。

これほど大規模の銀行株が1年や2年で10倍になることは考えられませんから、原資が少ないのであればほかの作戦が必要かもしれません。

無償増資や有償増資の可能性に期待して最低限だけ確保したら、より発展余地のある中・小型株もしくはIPOが終わったばかりの新規株に狙いを定めたほうがよいのかもしれません。

もし数百万円からの資金があればエネルギー、建設、不動産などのインフラを支える大企業や3大国営銀行などは魅力的な可能性のある投資先であると思います。

ベトナムの発展に投資しているようなものですからベトナムの成長率程度の還元は固いでしょう。

しかし、僕越の持っている資金は非常に限られています。

ですから、年に数パーセントだけでなく、大きく跳ねる銘柄にかけてみるべきではないのかと思っています。

フィリップ・フィッシャー的視点をもって投資株を探す

伝説の投資家、ウォーレン・バフェットの師匠のひとり、フィリップ・フィッシャーは「成長株投資の巨匠」または「割安株投資の巨匠」とよばれています。

ベトナム株はPER(株価収益率)が12倍程度と低くまだ割安といわれています。

その間に中小型株の中から株式投資信託や各投資ファンドがまだ注目できていない成長株に注目し、適切に投資できれば、すばらしい成果が得られるであろうとことが予想できます。

フィッシャーは「5人の生涯の伴侶(奥さん、旦那さん)を選べ」と株について語っているそうです。

生涯つきあうことのできる魅力的な女性や男性のような会社を選びなさい、ということのようです。

インドネシアなどのイスラム教の国が許している奥さんの数は3人ですから、それよりは多いですが片手で数えられます。

生涯寄り添うことのできる、よりよい成長企業を選ぶことを念頭にこれからフィッシャーの投資方法について学んでいきます。

はじめてのベトナムの大銀行からの配当をありがたくいただきながら、今後の投資方針について再考することができました。

また考えがまとまりましたら公開します。お楽しみに。

<追記>

このエントリーを呼んだベトナム株初心者の方から質問をいただきました。

ベトナム株式に興味を持った株初心者の方へのアドバイスとして公開いたしましたので、あわせてご覧ください。

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