ハノイには日本と同様に四季と呼ぶ事のできる季節の移り変わりがありますが、夏の盛りは、気温は40度を目指すとても過酷なものです。ハノイは6月後半からひどい猛暑にぶつかり、我が家の室内もクーラーを止めると一気に室温が上昇して34度を超えるという厳しい暑さでした。幸い、この週末に雨が降ったおかげで1週間以上にわたり続いた猛暑もひと段落。快適な日曜日を過ごしました。
さて、その間に一時期、日本でもとても流行った名著『チーズはどこへ消えた?』を久しぶりに再読したくなりKindle版を購入して一気に読み進めました。
読んだ人それぞれの理解力にあわせて感じ取れるようになっていて、特に今後の自分の人生設計について考えるところ、夢の設定と実現へのステップについて、たくさん得られるものがありました。本当にシンプルに成功への旅程について説かれている、と没頭しながら一気によみすすめました。
まずは、夢をより具体的に思うこと
著者は医学博士で心理学者のスペンサー・ジョンソン氏。
『1分間マネージャー』をはじめとした、いわゆる1分間マネージャシリーズはビジネス書の必読書のひとつとして、部下をマネジメントする立場にある方なら一度は読んだことがあるのではないでしょうか?
そういう経歴をもった方の書いた、この『チーズはどこへ消えた?』。ビジネス書としても読めるし、哲学書としても読める、そういう奥行きをもったお話でした。
2匹のねずみと2人の人間がある日突然、いつもそこにあったはずのチーズが無くなったことについて、どう考え、どう行動するかというお話なのですが、片方の人間のホーがだんだんと悟っていく言葉がシンプルに心に響きました。
まだ新しいチーズが見つかっていなくても
そのチーズを楽しんでいる自分を想像すれば
それが実現する。
by ホー
僕は成功本マニアなので、自己啓発ビジネス書をたくさん持っています。「夢を100個書き出しなさい」や「写真等でビジュアル化しなさい」というのは、基本中の基本。でも、その基本をしていない人が実は大多数なのではないでしょうか?
成功するか成功しないかを分けるのは、より、細かいところ、ディテールまで想像しているか、そして、その実現に向けて行動しているかなんだと思います。夢を引き寄せるだけの具体性を自分自身で描けているか?そう自問自答させられました。
ベトナムとベトナム投資について、日々書き出すことで分かってきたベトナム株のポテンシャル
ベトナム在住5年を過ぎ、突如思い出したようにはじめたベトナム株。
その傍らではじめたこのブログを通して、ベトナムとベトナム投資について、情報の少なさに舌を巻きながら、自分なりに調べて書き綴ってきました。そして、海外投資家保有比率の上限が100%になったらを書いてからのベトナム株の動きを見ていて、より強く、ベトナム株式市場のポテンシャルについて確信を持つようになりました。
2005年9月1日に予定されているこの外国人投資家による株式保有比率の上限撤廃で、より多くの外資がより自由に参入するようになると、ベトナム株は一気に跳ねると思います。その前に、できるだけの準備をしておきたいと思っています。
ベトナムドリームという楽しみ方
駐在を通して知ったこと。ベトナム投資の魅力の源泉は、ベトナム自体が非常に魅力的な国ということです。ベトナム戦争、そしてそれまでの戦争続きの多難な時代を背景としながらも、人々は明るく、力強く、そして貪欲です。
ベトナム料理の多彩さに舌を巻き、ベトナム語と日本語の似た言葉の多いのに驚く。漢の時代の中国からの文化導入を背景として、実は非常に似た部分の多いところのある日本とベトナムの文化。
さらには親日的な土壌は、この国が発展していくためになにが必要か、というポジティブな視点での投資ももたらしてくれます。長く付き合うことができそうだからこそ、育てる視点での長期投資が可能な国だと思っています。
ぜひ、この絶好の機会に、ベトナムとベトナム株の魅力についてより深く知ってもらい、ベトナムとより深く長くかかわってくれる方が増えてくれれば大変うれしく思います。よりベトナムが魅力的な国になることを想像しながら、ひきつづき、僕越は当ブログとメルマガの発行を続けていきたいと思います。
『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン著