ベトナム株式への投資をはじめるにあたって、まずは勉強もかねて、SBI証券の口座でベトナム関連投資信託を購入することにしました。
SBI証券では毎月500円からの積立て買い付けが設定でき、一度設定すれば資金のある限り毎月決まった日に購入してくれます。安いときには多く、高いときには少なく買うドルコスト平均法での買付けが簡単にできますので便利です。No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券
そこでこのファンドを1000円を毎月買うように設定しました。本当に小額ですが、購入することで毎月出る運用レポートが気にかかるようになりますので、今後のベトナム株購入の指標にしようと思っています。
ちなみにSBI証券の投資信託では、「ベトナム」と名のつく投資信託が6つありました。
その中でこの投資信託を選んだのは、単純に”成長株”投資という名前からです(新興国に投資するのは成長株投資であるのは当たり前ですが。。。)。また、年に4回分配がありますので、その多少によって株式市場の好調を判断したり、今後の様子に気をとめることもできると思います。分配せずに再投資に集中するほかのファンドに比べて効率が悪いかもしれませんが、勉強になるかもと考えこのファンドを選ぶことにしました。1000円からの投資なので、気軽に買ってから勉強しようという作戦です。早速、目論見書と2月27日時点の月次レポートを読み込んでいくつか気になる点をピックアップしました。
1)ベトナム成長株インカムファンドの今後の運用方針から
ベトナム企業の好調な業績や良好なファンダメンタルを背景に株式市場は中長期的に堅調に推移するだろう。
貿易黒字のトレンドが続いている。
2月の消費者信頼感が過去最高水準となっており、内需主導型の経済が継続すると見られる。
景気回復の恩恵をうけると思われる銘柄
-消費関連株:ビナミルク(乳業最大手)
-IT関連株:FPTグループ(情報技術大手)
-建設・不動産関連株
2)ベトナム成長株インカムファンドの組入銘柄トップ10
ベトコムバンク(ベトナム外商銀行) 10.1%
ベトナム乳業(ビナミルク) 9.8%
ペトロ・ベトナム・ガス 9.1%
モバイル・ワールド・インベストメント 7.6%
ビングループ 6.7%
マッサン・グループ 5.3%
ホアファットグループ 4.5%
ダナン・ゴム 3.8%
HAGL 3.3%
ハウザン製薬(DHGファーマシューティカル) 3.2%
組み入れ銘柄はほとんど内需関連株ですね。新興国投資の基本は建物、高速道路などのインフラやエネルギー、食料といった内需関連株だそうですので、その基本のお手本のような銘柄をえらんでいるようです。
景気の回復が徐々に見られるようになってきたことは、ベトナムで生活していても実感として感じるところがあります。マツダの新しい車がよく街を走るようになったり、ホンダのファミリーバイク、SHシリーズやLEADの新車が増えてきたなど、市民にもお金が回るようになってきたのではないでしょうか。
足元が固まりだし、次の成長への大きなステップが近づいているかに見えるベトナム。証券市場がふたたびテイクオフすることを楽しみにしています。