住んでいる人を知れば知るほど面白いベトナムという国。
少しでもベトナム語を知っていると、ベトナムの人たちとの距離がぐっと近くなります。
そこで、話のきっかけになるフレーズを7つ、選んでみました。
今日、お伝えするこの7つのフレーズを使うだけで、あなたのベトナム語の上達スピードがぐんぐん速くなります。
是非、このベトナム語を覚えてベトナムでの会話を楽しんでみてください。
まず大きな前提として、実は、ベトナムの人は日本人と同じで外国人が怖いと思っています。
だから、ベトナム語で話しかけるまで英語とか知らない言葉で話しかけられたらどうしよう、と内心びくびくしています。
でも、少しでもベトナムの言葉がわかるということがわかったら、いつもの調子で話しかけてきてくれるのがベトナム人の良いところ。
ですから、この7フレーズを知っておけば、10分は会話が持つはずです。
このフレーズを繰り返すだけであなたのベトナム語コミュニケーション能力はどんどん上がっていきます。
1)クエドウ?(田舎どこ?Quê đâu?)
そのまま、故郷はどこ?という質問です。
日本の人と話すときでも出身は?と聞きますね。
いったことあるところなら話が盛り上がりますし、いったことないところでも、どういうところなのか聞き出すことはできます。
僕越の調べによると、ハノイで働くタクシー運転手とセオムの人はナムディン省からの出稼ぎかハノイ生まれのハノイ育ちであることが多いです。
ハノイ市内の人だったら、シティボーイだね!と言ってあげるとどんなおじさんでも照れてしまいます。
シティボーイは英語でも通じます。
ナムディン省はハノイから南へ100kmほどいったところにあります。
ハノイのフォー・ボーといえば、フォー・ボー・ナム・ディンだったのですが、最近ではハノイからはなくなりつつあります。
ナムディンのドライバーさんがいたら、ナムディンの人、多いよね~と言ってみると、お、こいつわかってるな、的な態度になります。
タクシーの運転手さんに故郷の話を聞くと、大体、遠回りされなくなります。
やはり、故郷のことを悪く思われたくないんでしょうか。
ぜひ、この一石二鳥のフレーズを活用してみてください。
ハノイに住んでいる人にはあまり南出身の人がいないようです。
やはり、ホーチミンの気候になれているとハノイの気候は本当にきつい。。。
からだと邪推しています。最近、聞いた話だと、南の人にはあまり親切でないようでもあります。
発音がなまっているので、どこの地方の出身かは大体わかってしまうそうです。
2)コーザーディンチュア(結婚していますか?Có gia đình chưa?)
直訳すると「まだ家族はいませんか?」ですが、意訳すると「結婚していますか?」に近いです。
嬉しそうに「コーゾイ。(いるよ)」と言われたら、どんどん家族のことについて質問してあげましょう。
一通り家族構成が聞けるようになったら、なかなかのベトナム語レベルということでしょう。
3)メイコンゾーイ(子供何人いますか?Mảy con rồi?)
これも、中年のベトナム人なら誰でも喜んで話してくれるキラーフレーズです。
誰でも子供のことを聞かれるのはうれしいもの。
どんどん質問してあげましょう。
4)コー・ンゴイイウチュア(恋人はいますか?Có người yêu chưa?)
上の質問でまだ結婚してないということが分かったら是非、聞いてみましょう。
照れながら「コーゾイ。」といわれたり、悲しそうに「チュア(まだだよ)」と言われたり、悲喜こもごもの恋愛模様に想いをはせることができます。
5)ラムゲージー(仕事は何ですか?Làm nghề gì?)
いろんな職業があります。
最初は、よくわからない職業ばかりだと思いますが、20人くらいに訊いたころから、大分とわかるようになりました。
昼間に道端で会う人は意外と公務員が多い気が。。。
6)シンナムバオニュー(何年生まれですか?Sinh năm bao nhiêu?)
ベトナムでは、年齢を訊くときは、生まれ年を訊きます。
生まれ年は、旧暦で話すことが多いので、早生まれの人は自分が旧暦では何年生まれなのか知っておくといいですね。
生まれ年をきいたあとは、干支の話に必ずといっていいほどなります。
ここで辰年と虎年の人は大げさに驚いてあげると大変喜んでくれます。
2012年は壬辰(みずのえたつ。英語ではウォータードラゴンと呼ばれていました)という60年に一度のスペシャルな辰年だったそうです。
だから、昨年は本当に妊婦さんが多かった。
うちの娘もそのスペシャルな辰年。
さて、どれだけ大物になってくれるやら、と今から期待しています。
7)テンラージー(名前は何ですか?Tên là gì?)
道端であった人でも名前を訊いてみましょう。
結構似た名前が多いのですが、たまに珍しい名前に出会ったときは、「ドウティエン(はじめて!)」と喜んでみましょう。
名前の由来も聞けるかもしれません。
どうでしょうか?
ベトナムでは質問を投げかければ、こちらが分かっているか分かっていないか関係なく、怒涛のごとくベトナム語が降りかかってくるので、ベトナム語のよい勉強になります。
まずは話しかけるところからベトナムを楽しんでください。
ちなみに、それぞれの言葉の前に、敬称をつけるのをわすれずに。
自分より年下だと思えば男女問わずEm(エム)、年上の女性には、Chị (チー)、年上の男性には、Anh(アイン)をつけて話しかければ、初級のうちは十分でしょう。
他の敬称には、Cháu, Bác, Cô, Ông, Bàなどがありますが、これはおいおい、覚えていってください。
特に女性は、結構自分より年配の人にChịと使うと、たまに喜ばれることがあるので、面白いです。
どこの国でも女性は若く見られたいものなんですね。
合いの手にこちらの人気者フレーズを交えると話が盛り上がること間違いなしです。
ベトナム語ライフを充実させて、ベトナムの面白さをもっと味わってみてください。