ベトナム生活。ずっと咳がとまらない。周りをみても、みんな咳をしている。
ハノイでは季節の変わり目、連日平均湿度100%の続くため屋内外でカビが大発生し、せきをともなった風邪をひきやすくなります。ただ、かなり長引くならそれは、風邪からくる咳ではないかもしれません。
僕越もそのやっかいな咳にみまわれました。それだけでなく、喉ちんこの裏側、いわゆるBスポットといわれる場所らしいのですが、その場所に痰がからみついて、とても不快な日々を送っていました。
これが本当に嫌な感じで、何をしていても痰がとり切れない。足の裏にくっついた米粒よりも不快です。
症状を話して薬局で薬をもらったのですが、それでも治りません。鼻をかんでも鼻水は出ないのに、痰がからんでくる。不快さで集中力も下がり、さらに疲れやすくなっています。
この状況。自分で何とかしようとおもって、いろいろ調べていくと、後尾漏という症状らしいということが判明しました。
風邪からくる副鼻腔炎が慢性化した蓄膿や、上咽頭炎からでた鼻水が喉の方に落ちてくる症状で、結構な人がかかっているそうです。僕越も、季節変わりのハノイで風邪を引いてからこの症状がはじまりました。
咳が長い間止まらない方は、これを疑ったほうがよいかもしれません。
そこで、僕越はハノイでネビュライザーを手に入れて治療を開始しました。
ネビュライザーって何って人は、下記参考:
オムロンのネブライザー一式をAmazonで見る
このように日本では高級なオムロンのネブライザー、ハノイでは結構安く手に入ります。
ベトナムで後鼻漏。大気汚染のせいかしら。
ベトナムは空気の汚染度で、なんと世界ワースト10に入る国だそう。空気汚染といえばPM2.5で大変話題になった北京の汚染度。
それとたいして変わらないほどの空気の悪さだそうです。加えて、普段、自転車に乗っている僕越。きっと、排気ガスや埃の影響で鼻がやられているはずです。
この後尾漏、アレルギーなどもその原因になる可能性があるそうで、僕越の鼻もカビと排気ガスのダブルパンチで相当やられているんだと思います。
ハノイの空気の悪さは街を疾走するバイクの数と、みんなのマスクをみてもわかります。ましてやハノイは普段から風がありません。遠くのビルがかすんでいるのは、湿度が高いからなのかはてはいろいろな有害物質が飛んでいるからなのか。以前、ロッテホテルに泊まってみたときも、霞の中に生きる仙人の気分を味わえました。
最近は、散水車が道路を頻繁に洗ってくれるようになったので、僕たちがきたころほど街の埃はひどくなくなりました。しかし、それでも道を歩いていると感じる空気の悪さです。
そこでネブライザー。
耳鼻咽喉科などにいくと霧と一緒に薬を吸引したりします。その機械がネブライザーです。
霧状にした水分を口・鼻から吸い込むことで、喉と鼻の奥まで潤し、アレルゲンや乾燥で痛んだところを癒してくれます。鼻の穴の粘膜には絨毛という細かい突起物がたくさんあり、それを湿らせてあげることで、免疫力が高まるそうです。
僕越はほかにも鼻うがいにも挑戦してみましたが、鼻が効かなくなったり、鼻声になったりと、ちまたで言われるようにすっきりしなかったのもあります。
ネビュライザーには以下のようにいくつか種類があります。
- 超音波式
- メッシュ式
- コンプレッサー式
この中で、ベトナムではコンプレッサー式は安い値段で買うことができます。
日本で買うと、コンプレッサー式家庭用は1万5千円~の高価格。超音波式は7万円~と超高級なのですが、調べてみるとベトナムや海外では結構安く手に入るようでした。
向かったのはフオンマイ(Phuong Mai) ストリート。旧市街から南に約3km、かつてSARSと戦ったカルロ・ウルバニ医師の働いていたフレンチホスピタルの前にあります。
⇒ SARSからハノイと世界を救ったカルロ・ウルバニという医師
いつくかの大きい病院が集まるこの通りには多くの医療関係のショップが並んでいます。車椅子、松葉杖、血圧計、体温計など。電気湯たんぽなどもこのとおりだと安く売っています。ネブライザーも、店頭にたくさん並んでいますので、すぐ見つかります。家族で経営していそうな良心的な感じのお店に入りました。
ここではオムロン社製とドイツ製のものが、子供用から大人用までいろいろとそろっています。一番お手軽な価格のomron NE-C801という型番のものは960,000VND。5000円くらいでした。
早速、値段交渉に入りましたが、OMRON社のネビュライザーはこの通り一帯、卸会社が一緒のようで値切りできなかったです。。。お姉さんが出してきた機能比較表にしっかり値段が明記されていました。(でも、あとでVatgiaで調べたら安くなるようです。最後に書きます)
購入するというと、その場で動作確認をしてくれます。マスク2つ(大人用、子供用)、マウスピース付です。
100-240V対応のACアダプタがついているので、アダプターがあれば日本でも使えます。
英語とベトナム語の説明書がついています。
保証も2年間ついています。
とってもコンパクトで、使いかたもいたってシンプルです。一度に使う生理食塩水は3-5mlとほんのわずか。毎回作るのが大変なので薬局で生理食塩水のボトルが売っていると教えてもらい帰り道に購入。一本5000ドン(30円くらい)でした。
薬を入れて使う人もいるかもしれませんが、僕越の目的は傷んだ鼻を潤すこと。生理食塩水だけでOKです。
電源を入れると、コンコンコンコン、、、、とコンプレッサーが動いて霧状の水を含んだ空気を作ってくれます。ドライヤー程度の音がしますが、テレビでも見ながら使っても大丈夫。
使い始めて随分と鼻が楽になりました。このネビュライザー、僕越は朝晩使うようになって、いろいろとよい影響がありました。
ネブライザーをはじめたあとのよい影響
- 朝、早起きできるようになった。
- 調子がよくなった。マスクがなくても咳がでなくなった。
- 快便になった。
- 集中できるようになった。
痰はまだ絡んでいますが、以前に比べれば大分ましになりました。
完治の報告が早くできるように頑張ります。こんないいこともついてくるネブライザー。ぜひ、咳で悩んでいたら試してみてください。
ちなみに、買って帰ってからVatgiaで調べるとさらに2割ほど安く買えることがわかりました。
日本では1万5千円~2万円するNE-C28というタイプも
こちらでは五千円ほどで買えます。
オムロンNE-C28 日本での価格
オムロン NE-C28 コンプレッサー式ネブライザ
VatgiaでのNE-C28の価格
Vatgiaでの買い物の仕方は以前、レビューしましたので参考にしてください。
⇒ ベトナムの価格.comであるVatgia.comの上手な使い方
それでも日本から持ってきたいという方は、携帯用の軽いものがおすすめです。
抜群の静音性。軽量・コンパクトなメッシュ式ネブライザー オムロンNE-U22
以上、お役に立てば幸いです。