日本の音楽というのは本当に心を癒してくれる、とても大事なツールですね。以前、いきものがかりの「ありがとう」を夫婦で聞いてみるという記事を書き、多くの方に読んでいただけているようです。
日本の歌とともに思い出す故郷
僕越はベトナムのハノイ在住。
特に海外での生活が長くなってくると、日本の唄に心をくすぐられてホロリとすることがあります。
皆さんは、どんな曲でふるさとや両親を思い出しますか?
今回は、ベトナム人スタッフから逆輸入したすばらしい曲、夏川りみの「童神(わらびがみ)」をぜひ聞いてもらいたいと思います。
逆輸入というのは、こういうことです。
以前、ある男性のベトナム人スタッフに夏川りみの「涙そうそう」を聞かせました。
彼がその歌をとても気に入ってくれて、よくオフィスで聞くようになり、今ではオフィスのみなが知っている曲にまでなりました。
実は、このときまでに僕越が知っていた夏川りみの曲はこの「涙そうそう」と「花」くらいでした。
僕越は、どちらかというとBEGINの歌う「涙そうそう」が好きで、そちらから夏川りみバージョンの「涙そうそう」を聞くようになったので、彼女の歌はそれほど詳しくありませんでした。
もちろん一緒に教えたBEGINの「島人の宝」など、沖縄ソングは本当にまわりのベトナムの人に大うけです。
節回しとかテンポとかがベトナムの歌と通じているような気がするのも関係があるのかもしれません。
さて、そのスタッフが、その後、どんどん夏川りみの曲を自分で調べてくれて、今度は僕越に「童神(わらびがみ)」という曲を教えてくれました。
競演しているのはこの曲の作曲者でもある元ネーネーズの古謝美佐子。心の揺さぶられ具合がハンパないです。以来、よく聞くようになりました。
この曲を聴いていると、
息子がうまれたとき、
娘がうまれたとき、
そして、自分が生まれたときの親の姿がだぶります。
夏川りみは自分から行動し、素晴らしい曲たちを手に入れた
歌手の夏川りみへの興味ももち、このすばらしい歌声をもった夏川りみが、若い時は大変苦労をしていたということをしります。
彼女をスターダムへのしあげた「涙そうそう」。
そうやって『涙そうそう』は生まれたを読み、BEGINと森山良子がこの曲を作った背景、夏川りみが自分から行動しこの曲を手にしたこと。
そして彼女の歌声が最大限まで引き出されたことを知り、自分から行動し、渦をまく人間になることの重要さも思ったりもしました。
その彼女が歌う「童神」。
心を洗う春風のように、涼やかに染みこんできます。
そのまま、なかなか寝付かない娘の子守唄として何回歌ったかわかりません。
是非、海外で子育て中の皆様、知っているかたも、知らない方も一度聞いてみてください。
itunesで聞く方はこちら ⇒ 夏川りみ:BEST SONGS