お仕事で日本へ出張に行ってきました。
新しくできたハノイの新しい顔、ノイバイ国際空港ターミナル。日本のODAでできた建物です。チェックインの後で奥さんに頼まれたお土産を買ったのですが、ちょっとしたぼったくりに合いそうになりましたので、皆さんの注意も兼ねてご報告します。
出国手続きをしてゲートを出たらすぐ右側、黄色い看板のおみやげ物屋さんにはトーヘーやクラフトリンクの小物をはじめとした結構かわいい小物がそろっており感じがよかったので、2.5USDのかわいいドライフルーツ(オーマイ)の小瓶を10個買いました。
レジ脇に置いてあった空港から出ているA4サイズくらいの換金レートのボードで21,560ドン/ドルとなっていましたので25USDをざっと暗算して、50数万ドンか、と思い60万ドンを手に持って計算を待っていました。
すると、店員が電卓で計算もせずにちょっと考えたような顔をして「60万ドンです。」というではありませんか。。。
あれ?と思い「1ドーバオニュウ?(1ドルいくら?)」と聞くと「22,000ドン」と店員。
僕:「そこのボードにもっと安いって書いてあるんだけど、計算しなおして。」
ボードを確認して「チッ」としたうちしたように見える店員。
カタカタと電卓で計算をする。
店員:「539,000ドンです」
だよね~、と思いながらしっかりお釣りを受け取りましたが、そこではて?と思いました。
もし、22000ドン/ドルだと550,000ドンではないでしょうか?と。
5万ドン上乗せされて請求されたようでした。
僕が手に持っていた60万ドンを全部もらうつもりだったに違いありません。
とにかく慣れるまで0の多さに悩んでしまうベトナムドン。空港ではきっと多くの観光客(日本人以外の西欧人も含めて)がベトナムドンマジックにかかり、同じ手口でカモになっているに違いありません。レシートには、USDでしか表記がありませんでしたので、後で確認も難しくなっています。その場で対応できるだけのVND経験がなくては知らない間にカモになっている可能性大ですので、お気をつけください。
ドンから円への換金が空港ではできず、日本でも難しいので使い切りたいと思っているとなおさらだと思います。
ちなみに、22,000ドン/ドルは市内の料理店で結構使われている簡易レートですので、普段の僕なら仕方ないと思うレートです。飲み物一本程度でしたら、そのレートでOKと思ったと思うのですが空港で多く買い物をするようであれば、レジの脇においてある換金レートに従って計算してもらうようにすると明朗会計ですっきり支払いができ、気分を害する必要がなくなるでしょう。
商魂たくましい国ですごすためには支払いも常に自分で防衛することが必要です。旅行者でも在住者でもすこしでもおかしいと思ったら、自分で電卓を借りて計算するくらい図々しくないと良いカモにされてしまいます。ベトナムでの思い出を良いものにするためにも「ベトナムでの買い物は常に戦い」、と思って財布の紐を引き締めておきたいものです。
空港のバーガーキングも注意点がありますので、ノイバイ空港をご利用になるかたはハノイ・ノイバイ国際空港のバーガーキングが地球を救えない3つの理由もご覧ください。