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僕がベトナムに投資する理由

ハノイでの台風、突風、大雨に備えておきたい4つのこと

2016年6月12日

ハノイにやってくる台風

ベトナムには台風がやってきます。2014年のフィリピンでの台風30号(ハイアン台風)の被害はすさまじいものでしたが、その台風がダナン、ハノイへ上陸したのはあまり日本ではニュースにならなかったと思います。大分と勢力も弱まり、フィリピンほどの被害は出なかったからです。

当時は、ハノイでも、北上してくるハイアン台風に戦々恐々でしたが、幸いにも、東へ少しそれて直撃とはいかなかったようで、たいした被害になりませんでした。僕越が住んで6年間、こんな風に毎回台風が来るとニュースになるたびに若干街はざわざわしますが、日本の台風と比べればそよ風のようなもので、春一番より弱いくらい。最初の何回かは心配して、近所のおばさんの言うとおり買い置きなどしましたが、その後は大した準備はしていませんでした。

 

ハノイでおこる突風

一方で、2015年6月13日の午後には、ハノイで突然、歴史的ともいえるくらいの強風・豪雨がおこり、ひどく被害が出ました。(VIET-JOの記事:ハノイ:近年最強級の暴風雨で2人死亡、50人重軽傷) 僕越は幸い家にいたのですが、そのときは4時ごろから5時ごろにかけて、これぞ台風という感じの突風が吹き荒れ、直後は街中の道が倒木で通れなくなりました。ハノイに住んで長い人も、このときほどの突風ははじめてという風にいっていましたっけ。

 

ハノイでおこる豪雨・都市洪水

そして、ついこのあいだ、2016年5月24日にはハノイで夜中に大雨がおこり、翌日は都市洪水の様相で街中の交通が麻痺しました。一晩で200mm以上の雨が降ったからでした。翌日の朝は晴れていたので、そんなにとは思いませんでしたが、場所によっては一晩で400mm!も降ってたようです。今、渇水、旱魃で困っている、ベトナム南部のカーマウ省などにこの雨をわけてあげたいくらいです。

(VIETJOの記事:ハノイ:一晩で1か月分の大雨、5月としては過去10年で最大)

この写真は僕越が道端でとった写真ですが、いたるところこんな感じで、しかも道端でたくさんのバイクと車が故障して立ち往生していました。

 

 

ハノイで生活するには、こういうことにも自分で危機管理をしておかなくてはなりません。

というわけで次回の台風や突風、都市洪水に備えるため、いざというときのための心得について考えました。

 

1.水、食料はしっかり用意。

交通インフラの脆弱なハノイ。いざ、大きな台風が直撃して大きな洪水にでもなったら、復旧まで何日かかるかわかりません。その中で生き残るためには、水と食料の確保が一番大事です。

前回のエントリー、ベトナムで大震災?非常時のために備えておきたい7つのことでは、具体的な非常食、飲料水の備蓄量の目安を記しておきました。ご参考ください。

 

2.2階以上に住む。

ハノイは漢字では河内と書きます。ホン河(紅河)の流域にひろがるデルタ地帯に広がっている都市で、昔は川の中のように水の豊富な場所でほとんどの場所が湿地だったと思われます。現在でも、湖が多く、豊富な水にかこまれながら生活できるハノイです。

 

一方で、大きな台風、大雨に見舞われると、大きな洪水の危険性も否定できない都市であることも念頭においておいたほうが良いです。

ですのでアパートなどのお住まいは、最低でも、2階以上の部屋を借りられることをおすすめします。また、長期の停電も想定して5階までの部屋がさらにおすすめです。

 

3.風の強いときには外へ出ない。

普段は風のほとんどないハノイ。強風や大雨のときに並木が倒れたり、大きな並木の枝が落ちたり、脆弱なこしらえの看板が落ちたりと、思ってもないような事故が起きる可能性があります。

また、街にたくさんぶら下がっている電線が切れて感電することもありえます。もちろん、大雨での洪水や雷も怖いところ。

 

実際、台風?と思うようなゆるい台風でも、倒木、感電などでなくなった方のニュースが流れます。ですので、台風がきたときは落ち着くまでは家で映画でもみながらゆっくりと過ごされることをおすすめします。

 

4.情報を仕入れておく。

ベトナムの一般ニュースを見ても、日本のように気象図をみせて解説してくれることはありませんが、下記のベトナム気象局のページで今後の動きや強さの予想を知ることができます。

なるべく情報を仕入れて、台風のあたりそうな時間は予定を入れないようにしましょう。

 

ベトナム気象局

 

また、ハノイ・ホーチミンの使える週間天気予報:weather-forecast.comで紹介したサイトでは天気図も見られますので参考にしてください。

 

台風の直撃する、ダナンなどの沿岸都市と違い、ハノイは若干、内陸にあり、たとえ直撃することになっても、なかなか大きな災害にはならないと思いますが、日ごろから台風、強風、大雨には十分に気をつけて安全なハノイ生活をお過ごしください。

 

 

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